「山奥でひっそりたたずむ
樹齢150年の大木を引っこ抜いて
世界一のクリスマスツリーに仕立てあげる」
そんな壮大なプロジェクトが
ネット上で絶賛炎上中のようです^^;
まあ、確かに木が可哀想な気もしてきますよね…。
(ダジャレではない)
個人的にもいろんな意味で興味を惹かれた
このプロジェクトについて
炎上している理由やネット上の声を
分かりやすくまとめてみました!
目次
発案者のプラントハンター西畠清順とは?プロフィールまとめ
西畠清順が神戸に立てる“世界一のクリスマスツリー”の高さは? – エキサイトニュース https://t.co/vGUoPfh1JN pic.twitter.com/i45llFZFjo
— クリスマス情報BOT (@haraharu33) November 26, 2017
名前:西畠 清順(にしはた せいじゅん)
生まれ年:1980年(2017年時点37歳)
出身地:兵庫県川西市
出身校:県立川西明峰高校
職業:プラントハンター、そら植物園代表
明治元年創業で150年続く植物卸問屋
「花宇(はなう)」の5代目として生まれるも、
子ども時代は全く植物に興味がなく
野球に明け暮れる野球少年でした。
高校卒業後はオーストラリアに渡り、
語学学校へ入学。
毎日サーフィンばかりしていたそうです。
植物との運命を変える出会いがあったのは
2000年のとき。
海外を旅していて登ったボルネオ島のキナバル山で、
世界最大の食虫植物ネペンセス・ラジャを発見。
【ネペンテス・ラジャ】世界最大の食虫植物として紹介されたんだけど猿や鼠を捕食するってキモイね(´-д-)ウワー pic.twitter.com/TFXrPNk8cY
— ひろり〜ぬ (@hirorotte) August 9, 2013
(ウツボカズラの仲間ですね。)
あまりに圧倒的な存在感に衝撃を受け、
一気に植物への興味が湧き出てきたそうです。
そして、帰国後は家業である
「花宇」に入社し植物に関して
知識を深め始めたのです。
ちなみに西畠さんは既婚者で
奥さんと娘さんもいるようですね。
現在はプラントハンターとしてだけでなく、
「そら植物園」代表取締役社長としても
活躍されています。
プラントハンターとは?
西畠さんが職業としている「プラントハンター」
あまりピンと来ませんが、
今から200年~300年前に
ヨーロッパを中心に活躍していた
実在する職業です。
当時の貴族や王族・大富豪のニーズとして、
- 「珍しくてオイシイものが食べたい」
- 「誰も持っていない美しい花のある庭を作りたい」
などがありました。
そんな大金持ちの要望にこたえるために
道なき山々や森を探検し、
美しい花やおいしい実がなる木を探してくるのが
プラントハンターの仕事です。
そして現代のプラントハンターはというと、
なにかの講演、能舞台、ステージなどで
珍しい植物を使った作品を依頼されることが多く、
実際に山に入って植物を調達したりします。
また、海外に出向いた時は
日本ではお目にかかれない珍しい植物や
希少価値のある植物を
日本で欲しがっている人に届けるという
仕事をしています。
世界一のクリスマスツリープロジェクトが炎上している7つの理由と考察
まず、世界一のクリスマスツリープロジェクトに
ついて簡単に説明すると、
西畠さんが山奥で見つけた
樹齢150年、全長30mの大木を引っこ抜き、
神戸メリケンパークに
「世界一のクリスマスツリー」として展示。
神戸港開港150年ともあわせて、
阪神淡路大震災の鎮魂の意味も込める
というプロジェクトです。
どんなところが炎上する原因となっているのか
まとめてみました!
①.人間のエゴ!?木がかわいそう
批判されている大きな理由の一つが、
「木がかわいそう」ってことですね。
樹齢150年、
山奥でひっそりと佇んでいた木は
このプロジェクトのために引っこ抜かれ、
神戸港のふもとで潮風にさらされるわけです。
確かに木の立場からしたら
「たまったもんじゃない!」
って感じかもしれませんね。
また、樹齢150年というのも
ネット民が引っかかってるワードみたいです。
しかし、実際は家や家具にも
普通に樹齢200年とかの木が
使われているようなので、
「樹齢150年の貴重な木」という言い方は
あまり正しくないかもしれません。
②.もみの木ではなくてあすなろの木である
クリスマスツリーに使われる木といえば、
「もみの木」ですが、
今回の世界一のクリスマスツリーに使われるのは、
「あすなろの木」だそうです。
風習や伝統はどうでもよくて、
とにかくデカイ木で目立たせたいだけ?
③.兵庫県の木ではなく、富山県の木
阪神淡路大震災の鎮魂の願いを込めて、
神戸メリケンパークに飾られる
世界一のクリスマスツリー。
しかし、木自体は
富山県氷見市の山奥から
持ってきたものです。
神戸に縁もゆかりもない木を持ってきて、
追悼と鎮魂とはこれいかに?
④.御神木だったのではないか説
世界一のクリスマスツリーに使われている
あすなろの大木ですが、
抜く前は「しめ縄」が巻かれていたようです。
https://twitter.com/SouthC0102/status/933492830021881856
- 「地元で古くから大事にされてきた木なのでは?」
- 「罰当たりなことなのではないか?」
などの心配の声が上がっています。
しめ縄は西畠さん達が発見後に
巻いたものなのかもしれませんが、
前々から巻かれていたものだとしたら…
⑤.最後はバラバラにして商品化!?
この世界一のクリスマスツリーは、
今後も神戸港を見守る存在として
大切にされる…
…と思いきや、
イベントが終わればバラバラに加工され、
あすなろバングル「継ぐ実」という商品にw
税込み送料込み3,800円で
限定販売されるそうです^^;
また、世界一のクリスマスツリーに
一般客がメッセージをつけるための
オフィシャルメッセージオーナメントも
販売されるとのこと。
⑥.大義名分!?こじつけっぽいストーリー
- オーナメント販売は多くの人にプロジェクトに参加してもらうため
- 阪神淡路大震災の復興・再生のシンボルとして
- 木への感謝、自然への感謝の再確認
あすなろは、「あす」はヒノキに「なろ」うの樹といわれ、
ヒノキになりたくてもなれないとしてレッテルを貼られ、
木材としてもヒノキより格下、
いわば落ちこぼれの樹として扱われています。
そんなアスナロの樹が、今回のプロジェクトで
地元の方々の応援とともに送り出され、
みんなの想いが集まって、世界一に輝く。
そんな世界初の挑戦へ、
ぜひみなさんをお誘いしたいと思います」
今回のプロジェクトにはこのように
たくさんのストーリーが詰まっているようです。
その一方で、
「ギネス世界記録への挑戦や
用が済んだ木をバラバラにして
商品化というのはどうなの?」
「ストーリーはこじつけでは?」
という議論が巻き起こるのも
仕方のないことかもしれませんね…。
⑦.キャッチコピーが…
今回の世界一のクリスマスツリーのキャッチコピー
「輝け、いのちの樹。」
「輝け、いのちの樹」と「枯らせ、樹のいのち」がここではほぼ同義なのかもしれない pic.twitter.com/GBmAUzAoWS
— あめや之マツキヨ (@skalwaltz) November 22, 2017
このプロジェクトのストーリーとともに、
- 木は(こんな形で)輝きたいと思ってるのか?
- そらならなぜ(終わったら)バラバラに!?
などの疑問が上がっていますね。
木への感謝も込めているなら、
「ありがとう、いのちの樹。」
くらいの方が捻りはないけど
無難だったのかな?w
賛成?反対?ネット上での意見をまとめてみた
2ちゃんや記事のコメント欄など、
ネット上でも多くの議論が
巻き起こっているようです。
賛成、反対の主な意見をまとめてみました!
賛成派の意見
- 樹齢150年の木は普通に家にも使われてる
- 別に木くらいいいだろ
- 神戸市民としては嬉しいニュース
- 情熱大陸で見てから西畠さんのファンです!
- 素晴らしい企画だと思う
- すごく楽しみ!
- 近所なので見に行きたい
- 震災の鎮魂の想いが込められていて素晴らしい
反対派の意見
- 人間のエゴ丸出しだな
- ギネス世界一登録が本当の狙いでしょ?
- プラントハンターがうさんくさい
- 切る理由のストーリーが気持ち悪い
- 結局、商業目的なんじゃないの
- 木に落ちこぼれもクソもない
- もみの木じゃないけどいいの?
- 実は御神木なんじゃないの?
個人的には面白い企画だと思いますし、
話題性も抜群ですけど…
「落ちこぼれの木」って発言や
(木に落ちこぼれもクソもないような…)
大義名分の後付っぽいストーリーが
ちょっとね…^^;
まとめ
- 神戸メリケンパーク世界一のクリスマスツリーがネットで炎上
- 「木がかわいそう」「御神木だったのでは?」「ストーリーがこじつけすぎる」などの声
- ネット上は賛成派と反対派に分かれている
植物とか、動物とか、
こうゆうとき賛成派も反対派も
いつも人間の視点でものを言っちゃいますが、
本当はどう思ってるんでしょうかね…?
これから先、文明が進んだなら
人間の植物や動物に対する
思い込みや固定概念も
引っくり返るかもしれませんね~。
「世界一のクリスマスツリーを見に行きたい!」
という方はこちらの記事もどうぞ!
神戸メリケンパーク世界一のツリーの開催期間は?車の駐車場や電車でのアクセスも!
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