地面師の意味や読み方や犯行手口は?積水ハウスのその後や対策方法も気になる!

土地 家

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今、話題の

「地面師」

ヤバいですよね。

あの積水ハウスから55億円も

詐欺で奪い取るなんて…。

さらには

犯人に60歳超えた婆さんがいた

なんて驚きです。

 

それにしても、

そもそも地面師って

いったいどんな詐欺行為なんでしょうか?

 

ということで今回は、

  1. 地面師の読み方
  2. 地面師とは?どんな意味?
  3. 大胆なのに慎重!?地面師の驚くべき犯行手口は?
  4. 被害を受けた積水ハウスはその後どうなった?
  5. 地面師の対策方法は?

などを分かりやすくまとめてみました!

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地面師の読み方

まずは読み方からいきましょう。

「地面師」と書いて、

「じめんし」と読みます。

 

ホント、そのまんまなんですね。

 

なんかもっといい呼び名が

つけれそうな気もしますが…。

地面師とは?どんな意味?

地面師とは、

 

本物の土地の持ち主が知らない間に

本人になりすまし、

土地を売りさばいたり、

その土地を担保に大金を借りたりする

詐欺集団

 

積水ハウスの事件以外に

この詐欺が今までに行われたのは、

  • 第二次世界大戦後に市役所が燃えた時
  • 土地が高騰した90年代バブル

などの前例があるそうです。

大胆なのに慎重!?地面師の驚くべき犯行手口は?

積水ハウスを騙した地面師の

驚くべき手口をご紹介していきましょう。

 

まず、詐欺に使われた土地は

不動産界隈で

「100億円の価値を持つ」

と言い伝えられていた都心の一等地。

 

本物の土地所有者は

この土地を絶対に売らないことで

評判の人物だったそうです。

 

地面師たちは偽の所有者となり、

この100億の土地を

破格である70億円で売る

と積水ハウス社員に持ちかけたのです。

 

社員に交渉したのは

地面師グループの1人、

生田剛容疑者(46)

 

積水ハウス社員と個人的な知り合いとなっていた

生田剛容疑者は

「所有者から土地を購入し、積水側に転売する」

と持ちかけたのです。

 

しかし、社員は怪しく感じたそうです。

100億でも売らないと有名だった所有者が

果たして70億円以下の金額で

売りに出すだろうか?

 

実際に積水ハウス側が本物の所有者に

問い合わせようとしても

なかなか接触はできず。

 

そうこうしていた数日後、

生田剛容疑者から積水ハウス社員に

「所有者と土地を購入する契約を結んだ」

と報告が。

 

所有者が公証人役場で

パスポートや印鑑証明で

本人確認をしていたことも分かり、

 

これで安心した積水ハウスは

土地購入代金として

63億円を支払ってしまったのです。

 

結果として

預かり金として受け取っていた7億円を除く

55億円が盗まれてしまうことに。

 

実は役場で本人確認をしていた人物は

地面師グループの1人、

羽毛田正美容疑者(63)

 

非常に精巧に作られた

偽造のパスポートや印鑑証明などを使って、

所有者になりすましていたのです。

 

また、

建物の内覧には体調不良を理由に欠席する

という慎重さ。

 

大企業を相手に55億もの

大金を騙しとる大胆さの一方で、

本物の所有者を知る周辺住人に

見つからないようにという徹底ぶり。

 

非常に用意周到で計画的な犯行

であったことが伺い知れますね。

被害を受けた積水ハウスはその後どうなった?

地面師による詐欺被害を受けて、

その後の積水ハウス内部では

内紛が起きていました。

 

詐欺被害を受けた責任を

取らされそうになったのは、

阿部俊則社長(現:会長)

 

阿部俊則社長を辞任に追い込もうとしたのが

和田勇会長(現取締役相談役)でしたが、

返り討ちにあって逆に辞任に追い込まれたのです。

 

55億円の行方については

今後明らかになってくると思いますが、

すでにマネーロンダリングされてそうですね…。

地面師の対策方法は?

地面師に自分の土地を狙われてしまった場合、

完全に防ぐことは

なかなか難しい現状のようです。

 

しかし、

狙われにくくする手段はあります。

 

地面師に狙われやすいのは、

放ったらかしで管理がずさんな土地。

 

つまり、

土地の管理をきっちりと

行っておくことが重要

です。

 

具体的には以下のように。

 不動産の相続登記を早めに行うこと

 空き家や空き地を売却したり、建て替えるなどの対策をすること

 空き地や空き家のマメな管理をすること

※ たまに物件を見に来たり、物件の近所の不動産屋さんに顔を出す、

きれいに整地したり、定期的に所有者看板の色を変えるなど

 数か月に1回くらい、住民票や登記簿謄本を取得すること

 印鑑登録を数年ごとに見直すこと(用心深い地主は約3年毎に見直している)

 司法書士は、買主が自分で必ず指定すること(不動産会社の指定ではない)

※ 不動産会社の指定司法書士だから、経験豊富とは限らない(新人もいる)

 司法書士は知っている人ではなく、経験が豊富な人を選ぶこと

※ 人の良さや頭の良さだけでは気づかない、動物的な勘が必要

 断る勇気を持つこと(甘い言葉には注意すること)

※ 業界には、この発想が欠けていることが多い

 経費をケチらないこと(今、宅配業や運送業、飲食業界等で理解されてきています)

引用元:http://www.office-nagata.jp/15038152628354

 

しっかり土地を管理していて

騙すのが面倒な所有者

と思わせることができるように

対策していきましょう。

まとめ

  • 積水ハウスから55億円を奪った地面師
  • 読み方は「じめんし」
  • 土地の所有者になりすまして土地を売りさばいたり、担保にして大金を借りる詐欺集団
  • 偽造パスポートや印鑑証明などを使って所有者になりすました
  • 詐欺事件後、積水ハウス内部では責任をめぐって内紛が起きていた
  • 盗まれた55億円はすでにマネーロンダリング済み?
  • 地面師に狙われにくくするためには土地の管理をしっかり行っておくこと

 

東京オリンピックなどで

土地の価値が高騰すると

さらに地面師が増えてくるとも言われています。

 

土地のお持ちの方は油断せず、

きっちりと管理をしておきましょう。

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