オオサルパは食べるとどんな味で日本にも生息してる?学名や大きさも気になる!

オオサルパ

謎の透明生物「オオサルパ」を知っていますか?

この透明で奇妙な姿をみると、

いろんな疑問が湧き上がってきますよね〜!

 

見た目通り、生態や特徴もかなり「変なヤツ」ですw

変な生物大好き人間には見過ごせませんw

 

そこで今回は、オオサルパについて

  • いったいどんな生物なのか?
  • サルパとオオサルパの違いは?
  • 食べれるのか?
  • 日本にも生息してるのか?
  • どこの水族館で見れるのか?

などをまとめてみました!

オオサルパの不思議すぎる生態

学名:Thetys vagina

別名:サルパ・マッジョーレ

脊索動物門 タリア綱 サルパ目 サルパ科

無脊椎動物

 

  • 透明でプニプニしてそう
  • 浮遊生物

などの特徴からクラゲの仲間と勘違いされることが多いですが、ホヤなどの尾索動物(びさくどうぶつ)の仲間です。

 

尾索動物とは、

  • 脳をもたず
  • 中枢神経も発達せず
  • 海に生息していて
  • プランクトンを食べる

これらの特徴を持った生物です。

 

透明の部分は鎧のような役目で、中にある色のついた塊が本体となっています。

 

しかも、柔らかそうに見えますが、触ってみると意外に硬いようですよw

 

食事をしながら移動することもできる賢いヤツで、

  1. 先端の口(?)から海水を吸い込み
  2. プランクトンを食べ
  3. その反動で移動もする

という効率の良さも特徴です。

 

サルパとオオサルパの違いは?

「サルパとオオサルパ」

見た目も形もよく似ていますが、違いはなんなのか気になりますね。

 

その違いはたった一つ。

「大きさ」です。

 

名前の通りなのですが、

  • サルパは体長2〜5cm
  • オオサルパは体長10〜20cm近く

になるものを指すようです。

 

しかし、オオサルパを超えるさらに巨大な存在も…?

10mを超える大きさになることも!?秘密はクローン化!?

このオオサルパですが、エサが豊富なときには…

 

クローンを生み出して連結します!

連結すると全長15m以上になることも!

 

らせん状や車輪状になることもあるみたいですね。

こんなん海中で出会いたくないです。

 

さらに、オオサルパには

  • 無性生殖で繁殖する「無性世代」
  • 有性生殖で繁殖する「有性世代」

それぞれがあるらしく、

 

  • 単独の個体のとき=無性世代
  • 連結しているとき=有性世代

となっているようです。

 

簡単に言うと、

  1. 1匹のオオサルパがオスメスそれぞれのクローンを作り出して連結
  2. やがてバラバラになり単独個体同士で生殖する

といった世代に別れているようです。

 

う〜む…ますます謎すぎる生き物だ…w

 

オオサルパは食べるとどんな味がする?

これだけ謎の生き物だとやはり気になるのが、

「食べれるのか」ということと「味」ですよね!

 

調べてみたのですが、ネット上で

食べた報告をされている人は見つけられず…。

 

なんでも、

生臭くてとても食べる気が起きないんだとかw

まあ、見た目からも食べたくないですよね…。

 

誰かyoutuberとか食べてみてくれないかな〜w

 

もし、「食べたことあるよ〜」

という人いらっしゃったらコメントください!

 

ちなみに、ウミガメはサルパを食べるみたいですよ!

 

2019.11/28追記

コメント欄にてオオサルパの味に関する貴重な情報をいただきました!

「味はまんま海水で、食感は最悪。おいしくない」

とのことです。。。

詳しくは下記リンク記事に載っています。

https://dailyportalz.jp/kiji/160118195518

 

見た目に反して実は…なんてことはなく、見た目通りマズイんですね。

サルパは地球環境を救っているいいヤツ!

近頃、世界中の海で問題になっている「藻類ブルーム」

有毒物質を出す厄介な植物プランクトンなのですが…

 

サルパはこの藻類ブルームが大好物!

 

藻類ブルームは大気中の二酸化炭素を吸って成長しているのですが、サルパが藻類ブルームを食べた後の糞はそのまま海底に沈んでしまいます。

 

つまり、サルパたちは大気中の二酸化炭素も減らしてくれているワケです!

 

ありがとうサルパ!

 

オオサルパは日本にも生息してる?

オオサルパは主に北極周辺の冷たい海域に生息していることが多いですが、暖かい海域でも問題なく生きれるそうです。

 

日本近海にも生息しており、横須賀や伊豆大島、沖縄でも発見されてます!

オオサルパを見れる水族館

2017年12月12日、オオサルパが新江ノ島水族館に引き取られたそうです!

他にも探してみましたが、意外にもサルパやオオサルパを見られる水族館は少ないようですね〜。

意外にも飼育が難しいようです。

その原因は、サルパは水槽の壁にぶつかってすぐにボロボロになってしまうからなんだとか。

 

サルパ自身のビミョーな硬さがアダとなってますね^^;

クラゲみたいにプニプニなら良かったのに…。

まとめ

  • 謎の透明海洋生物オオサルパ
  • ホヤなどの尾索動物の仲間
  • 体内の色がついた塊が本体
  • 触ってみると意外に硬い
  • プランクトンを食べながら移動する
  • サルパとオオサルパの違いは大きさだけ
  • エサが豊富な時はクローンを生み出して連結する
  • 連結すると全長15m以上になることも
  • 生臭くて食べる気を起こさせない
  • 有毒な藻類ブルームを食べてくれる

 

まだまだサルパとオオサルパは謎が多く、解明されていないことも多いみたいです。

 

母なる海は不思議な生物の宝庫ですね〜!

今後も変な生き物が見つかることを期待したいですw

 

こちらの記事も変な生物たちだらけでオススメです!

こちらの記事も読まれています

2 COMMENTS

julia

古い記事にコメントして恐縮ですが、こちらの中ほどで食べてるのを見つけました。
https://dailyportalz.jp/kiji/160118195518
「味はまんま海水だし食感は最悪だしでおいしくなかった」との事でしたが。

返信する
どん・たこす

お教えいただき、ありがとうございます!
やっぱり見た目通りおいしくないんですね…^^;

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です