2017年7月5日午前5時55分、
気象庁は島根県西部に
「大雨特別警報」を発表しました。
「特別」という単語が
もの凄い危機を感じさせますね…。
一体、どれくらいヤバイものなのでしょうか?
今回は、
- そもそも特別警報と普通の警報との違いは?
- 特別警報が発表されたらどうすれば?
など、気になることをまとめました!
目次
特別警報とは?普通の警報と何が違う?
普段あまり耳にしない
「特別警報」という言葉。
個人的にも初めて聞いたように思いました。
実は特別警報が運用され始めたのは
結構最近のことで、
気象庁のサイトによると
平成25年(2013年)8月30日から
運用を開始したそうです。
「警報」と「特別警報」の違いとしては、
警報の発表基準を遥かに上回る
大雨や津波が予想されるなど、
重大な災害が起こる恐れがある場合、
「特別警報」を発表することに
なっているそうです。
命にかかわる恐れのある災害が
起こりうる状態
ということですね。
特別警報を発表する際は
地域の災害対策を担う都道府県知事と
市町村長の意見を聴いてから、
特別警報なのか普通の警報なのか
どちらの発表を行うかを決定しています。
特別警報の発表基準とは?
大雨特別警報の発表基準
台風や集中豪雨により数十年に一度の
降雨量となる大雨が予想される場合。
または、数十年に一度の強さの台風や
温帯低気圧による大雨が予想される場合。
暴風特別警報の発表基準
数十年に一度の強さの台風や
温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合。
高潮特別警報の発表基準
数十年に一度の強さの台風や
温帯低気圧により高潮になると予想される場合。
波浪特別警報の発表基準
数十年に一度の強さの台風や
温帯低気圧により高波になると予想される場合。
暴風雪特別警報の発表基準
数十年に一度の強さの台風と
温帯低気圧により雪を伴う暴風が吹くと
予想される場合。
大雪特別警報の発表基準
数十年に一度の降雪量となる大雪が
予想される場合。
津波特別警報の発表基準
高いところで3メートルを超える
津波が予想される場合
(大津波警報と同等)
火山噴火特別警報の発表基準
居住地域に重大な被害を及ぼす
噴火が予想される場合
(噴火警報と同等)
地震特別警報の発表基準
震度6弱以上の大きさの地震が予想される場合
(緊急地震速報と同等)
「数十年に一度の」という点について
気になる方は気象庁の
webページでご確認ください。
特別警報が発表されたらどうすればいい?
特別警報が発表された場合、
ただちに地元市町村の避難情報に従い、
適切な行動を行う必要があります。
これは必ずしも、
「絶対に指定の避難場所に行きなさい」
というわけではなく、
外が安全な状態ではなく
避難場所に行くこと自体が不可能な場合は、
- 家の中でできるだけ安全な場所で待機する
- 近隣の安全な場所へ向かう
など個々人の臨機応変な対応が必要になります。
もちろん、
大雨なのか、津波なのか、地震なのか、
災害の種類にもよります。
まずは自治体の指示をしっかり聞き、
より安全が確保できる判断を行うことを
心がけてください。
特別警報が発表された前例は?
2015年9月10日
栃木県にて大雨特別警報が発表
近隣の市町村で避難勧告や避難準備を行うよう、
伝えられました。
以下のツイートはそのときの様子です。
場面で佐野アウトレット行って帰り富田ん家寄って帰ろうとしたらこれだよ。道路浸水。栃木どーなってんの? pic.twitter.com/apLuk1coRX
— Surpass (@Surpass0129) September 9, 2015
僕の実家がある栃木県の町では多少前ですが道路で鯉が泳いでたそうです。風流ですね。 pic.twitter.com/BEGQx3JMYr
— いろは (@f4j28) September 9, 2015
道路が大雨で川や池のような状態に…。
「道路に鯉」はさすがにヤバイですね…。
その他にも前例として、
特別警報運用開始後すぐの
- 2013年9月、京都府を中心とした大雨で発表
- 2014年7月、沖縄に接近した猛烈な台風
などで発表されたことがあります。
まとめ
- 2017年7月5日、島根県で大雨特別警報が発表
- 特別警報とは数十年に一度クラスの重大な災害が起こりうる場合に発表
- 発表された場合は各自治体の指示に従うこと
- 避難場所への移動が難しい場合は臨機応変に安全を確保する
- 過去にも大雨、台風などで発表された前例がある
学生時代は
「警報が出れば学校が休みになる」
なんてゲスなことを考えたりしたものですが、
特別警報クラスになると
さすがに浮かれてもいられませんね…。
しっかりと安全を確保してください。
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