「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」などで絶大な人気を獲得し、
今や日本を代表するアニメーション映画監督となっている
「新海誠(しんかいまこと)」
「言の葉の庭」の公開から実に3年。
新海ファンの誰もが待ち望んでいた新作映画が
ついに2016年夏公開されることに決まりました。
映画タイトルは「君の名は。」
タイトルだけでは想像つかない、
実に新海さんらしい作品になっている様子。
今回は、新海誠の新作映画「君の名は。」の情報を中心に、
- 新海誠とはどんな人物?
- 新海作品のココが「凄い」
などをまとめてみました。
ますます「君の名は。」が観たくなること間違いない!(ハズ…)
目次
新海誠とはどんな人物?
生年月日:1973年2月9日(2016年時点43歳)
出生地:長野県小海町(こうみまち)
職業:アニメーター、映画監督、イラストレーター
略歴
大学卒業後の1995年、日本ファルコムという
ゲームソフト開発・販売する企業に就職し、
パソコンゲームのオープニングムービーなどの
制作に携わっていた。
仕事に打ち込む傍ら、自主制作アニメーションの制作を始め、
1998年に『遠い世界』でeAT’98にて特別賞を、
2000年に『彼女と彼女の猫』で第12回CGアニメコンテストでグランプリを獲得。
ちなみに『彼女と彼女の猫』はyoutubeにも公開されています。
2000年頃に日本ファルコムを退社。
フリーランサーとして活動を始める。
2002年に公開された『ほしのこえ』は、
監督・脚本・演出・作画・美術・編集など
ほとんどの作業を一人で行った
約25分間のアニメーション。
この作品は、
- 第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門 優秀賞
- 第6回文化庁メディア芸術祭 デジタルアート部門特別賞
- 第7回アニメーション神戸
- 第34回星雲賞 メディア部門
- 第8回AMD AWARD BestDirector賞
など数々の賞を受賞。
新海誠の才能を世に知らしめる作品となりました。
その後も、
2004年に「雲の向こう、約束の場所」
2007年に「秒速5センチメートル」
2011年に「星を追う子ども」
2013年に「言の葉の庭」
これら数々の名作を発表。
これらの作品はTSUTAYAでもレンタルできます。
その美しい映像表現と丁寧に描かれる心理描写などから、
「ポスト宮崎駿」とも評されています。
新海作品のココが「凄い」
①.本物以上に美しい空の描写
新海作品の映像美はまさに圧巻。
水のきらめき、光の角度や魅せ方、影すらも美しい。
特に印象的なのは、
「空の風景」
気持ちよく晴れた青空と入道雲、幻想的に輝く星空、切なくて美しい夕焼けの空。
どれも本物よりリアル(謎)で美しいです。
ちなみに、新海作品では大事な場面で
よく鳥が飛び立ちますw
②.何気ない日常の風景が「凄い」
新海作品で次に印象的なのは、
「よくある日常の風景」を切り取ったような描写。
学校の廊下、混雑する駅、ありふれた通学路、都会のビル群など。
いつでも見ている風景や、誰もが見たことある風景なのに、
なぜかすごく印象的で美しく見えます。
2016年新作「君の名は。」でもしっかり描かれているようです。
私たちの住んでいる世界はこんなに美しかったのか…。
新海さんは作品ごとに風景写真を1万枚近く撮影されていて、
きめ細やかな描写に生かしているそうです。
③.「切なさの魔術師」と呼ばれる台詞回し
私たちは、たぶん、
宇宙と地上に ひきさかれる恋人の、
最初の世代だ。
「ほしのこえ」
私だけが(僕だけが)
世界に一人だけ、
取り残されている
「雲の向こう、約束の場所」
僕たちはこの先も
ずっと一緒にいることはできないと、
はっきりと分かった。
僕たちの前には未(いま)だ巨大すぎる人生が、
茫漠(ぼうばく)とした時間が、
どうしようもなく横たわっていた。
「秒速5センチメートル」
夜、眠る前。
朝、目を開く瞬間、
気づけば雨を祈っている
「言の葉の庭」
こういった台詞回しが新海作品の「切なさ」を
ますます増長していますね。
心が「キュッ」と締め付けられる感じですが、
どこか心地よい。
この初恋のような感触も
新海作品ならではです。
新海さんは秒速5センチメートル(小説版)の帯で
「切なさの魔術師」
と評されていましたが、
まさにこのフレーズがぴったり合う作り手だと思います。
④.より切なさを加速する楽曲
「たまにBGMだけでも聴きたくなる。」
これも新海作品の特徴です。
何気なく作中で使われているなかにも、
すごくクオリティの高いBGMが多いです。
特に私がオススメなのが、
秒速5センチメートルの少し切ない場面で
使われていた楽曲です。
これを聴くと懐かしいような、切ないような、
不思議と心地よい気分になります。
新海誠最新作「君の名は。」どんな作品?
ストーリー
千年ぶりとなる彗星の来訪を一ヶ月後に控えた日本。
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(みつは)は憂鬱な毎日を過ごしていた。
町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。
小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。
一方、東京で暮らす男子高校生、瀧(たき)も、奇妙な夢を見た。
行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。
繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。
二人は気付く。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」
いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。
残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、
時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切って行く。
しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。
入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたに気付いた瀧は、
三葉に会いに行こうと決心する。
「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」
辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた……。
出会うことのない二人の出逢い。
運命の歯車が、いま動き出す。
引用元:映画『君の名は。』公式サイト
登場人物&声優
立花 瀧(たちばな たき) cv:神木 隆之介
宮水 三葉(みやみず みつは) cv:上白石 萌音
奥寺 ミキ(おくでら みき) cv:長澤 まさみ
宮水 一葉(みやみず ひとは) cv:市原 悦子
勅使河原 克彦 (てしがわら かつひこ) cv:成田 凌
名取 早耶香(なとり さやか) cv:悠木 碧
藤井 司(ふじい つかさ) cv:島崎 信長
高木 真太(たかぎ しんた) cv:石川 界人
宮水 四葉(みやみず よつは) cv:谷花音
主要人物の声優は有名俳優・有名女優が担当していますね〜。
ますます「ジブリ化」してるw
上手いなら全然いいんですけどね…。
ド◯えもんの映画とかで多い、
アイドルや女優の棒読みセリフは
正直、萎えます^^;
主題歌
まさかのラッドウィンプスを起用!
少し驚きましたが、
予告動画を見てる限り曲はマッチしてましたね。
今までの新海作品と比べて、
アップテンポな主題歌になってます。
新海誠最新作「君の名は。」まとめ
最新作「君の名は。」は
舞台は何気ない日本の高校生達の日常ながらも、
「会ったことのない二人が入れ替わる」という
ファンタジーな設定が含まれていますね。
新海作品お得意な登場人物の
「絶妙な距離感」
今回も堪能できそうです。
全体的に「秒速5センチメートル」などよりも
明るい雰囲気になっていますが、
「キュン」となる切なさにも期待。
都会と田舎の異なる美しい風景にも注目ですね。
川口典隆プロデューサー曰く、
新海史上、最高傑作になる
とまで評されているこの作品。
公開日は2016年8月26日(金)
「近所の映画館でも見れるかな?」
と気になる方は、
こちらを確認してみてください。
「まだ予告映像見てないぞ」
という方は、
下記のyoutube動画もチェックしてみてくださいね。
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