【アルビノ狩り】白い黒人達がアフリカマラウイを中心に絶滅危機!その悲しすぎる理由とは?

アルビノ 黒人

アルビノ 黒人

狙われ、殺されるアルビノ人種達

アフリカ南東部にあるマラウイで

先天性色素欠乏症(通称:アルビノ)の人達を狙った

襲撃事件や殺人事件が相次ぎ、

深刻な問題となっています。

 

この事態を受けて国連の専門家は

「このままではアルビノの人達が全滅してしまう」

と警告を発している深刻な状態です。

 

「黒人なのにアルビノ?」

なんだか矛盾した感じがすごく気になったので、

 

  • アルビノとは?
  • なぜアルビノの黒人達は狙われているのか?
  • アルビノ狩りを推奨する「呪術医」と呼ばれる存在
  • アフリカの格差社会も原因の一つ?
  • 動物のアルビノも美しい

などをまとめてみました。

アルビノとは?

  • 肌の色素となっているメラニンが先天的に欠ける遺伝子疾患を持っている個体のこと
  • 体の色は鮮やかな白
  • 人間以外の動物でも様々な種でアルビノとなっている個体が確認されている
  • 日光(紫外線)に弱く、皮膚がんになりやすい
  • 黒人、白人、黄色人種(日本人含む)いずれの種でもアルビノで産まれてくる人は存在する
  • アルビノ発症率は2万人に1人の確率と言われている

 

なぜアルビノの黒人達は狙われているのか?

アフリカの一部の地域では、

アルビノの体の一部を持っていると大金持ちになれたり、

幸運をもたらす「魔力」がある

という迷信が信じられており、

 

アルビノの人達を襲撃、

手足や体の部位などを切断したり、

殺人に及ぶなどの残虐な犯行が後を絶ちません。

 

例え幼い子どもであっても容赦はなく、

アルビノとして生まれた子どもたちやその親は

こういった残虐な行為に怯えて暮らしているそうです。

(ひどい話ですね…)

 

さらには、

墓地からアルビノの遺体を掘り起こすなど、

死者を冒涜するような行為まで…。

 

こうした需要に応える闇市場もあり、

アルビノの人達の体が高値で

取引されている現状もあります。

 

アルビノ狩りを推奨する「呪術医」と呼ばれる存在

アフリカには呪術を信じる文化が根付いており、

そういった呪術を使って医療を行う

「呪術医」が存在しています。

 

呪術医達は

「アルビノの人肉を使って作った薬には、

健康・権力・富をもたらす力がある」

と根拠のないことを主張し、

アルビノ狩りという狂気を助長しています。

 

アフリカの格差社会も原因の一つ?

こういった残虐な

アルビノ狩りが行われる背景には

格差社会の影響も…?

 

貧しかったアフリカにも

資本主義の波が押し寄せ、

急激な経済成長が進んでいます。

 

大金持ちになった人達と、

貧しいままの人達が分離し、

格差はますます広がりつつある状態。

 

ある人は裕福で、ある人は貧乏。

 

こうした現状が理解できないという人達が

呪術医などにそそのかされ、

アルビノの体の一部を手に入れるために

残虐な行為に及んでいるのではないかとの

見方もあるようです。

 

理由はなんにせよ、

よく分からない迷信を信じて人を殺すなんて狂っていますね…。

 

そんなことのために他者を傷つけ、

殺してしまえる人達こそ

真の幸福を得られるはずはないのですが…。

動物のアルビノも美しい

人間以外にも存在するアルビノ。

その美しく儚げな姿をご覧ください。

 

ゴリラのアルビノ

アルビノ ゴリラ

通常は黒いゴリラもアルビノが存在します。

「雪男」と呼ばれる未確認生物も

真実はアルビノのゴリラなのかもしれません。

 

ザトウクジラのアルビノ

アルビノ 鯨

オーストラリアで目撃された白いザトウクジラ。

あまりの美しさに目を奪われますね。

 

ライオンのアルビノ

アルビノ ライオン

手塚治虫作品「ジャングル大帝」を

思い起こさせる純白のライオン。

百獣の王がより高貴な存在に見えます。

 

タランチュラのアルビノ

アルビノ タランチュラ

なにこれ、かわいいっ!!!

猛毒を持つタランチュラも

白くなるとマスコットみたいにw

モフモフな毛と赤い目が可愛さを増幅してますね!

 

アルビノも「個性」として受け入れられる世界へ

アルビノも肌の色も人との違いも

「個性」として受け入れられ、

誰からも歓迎される時代が来るためには、

今の悲惨な現状を知ることも

必要なことなのではないでしょうか。

 

2017.9/17追記

今度は17歳の少年がアルビノ狩りに

巻き込まれてしまったようです…。

アフリカ南東部モザンビークで、

先天性色素欠乏症(アルビノ)の

17歳の少年が殺害され、

脳などが奪われた状態で発見された。

地元メディアが報じた。

奪われた体の部位は、呪術に使われるとみられている。

国営モザンビーク通信(AIM)によると、

少年は13日に殺害され、

遺体は西部テテ(Tete)州ベンガ(Benga)で見つかった。

地元当局者の話では、

「犯人らは被害者の腕や脚から抜き取った骨や、

髪の毛を奪った上、

頭を割って脳を取り出していた」という。

引用元:AFP BB NEWS

完全にイカれてますね…。

「自分や家族が同じ目にあったら…。」

そんな人間らしい考えには及ばないのでしょうか。 

アルビノの人たちが安心して暮らせる世の中が

訪れてほしいものです。


アルビノを生きる

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