「テーザー銃ってご存知?」
2016年11月1日、
韓国・ソウルの大検察庁(最高検察庁)庁舎に
ショベルカーで突進した40代の男が
このテーザー銃を警察官に撃たれ、
逮捕されました。
参考:RecordChina
このニュースを見て、
「テーザー銃って一体何?」
(テーザーガンとも呼ばれてますね)
ってスゴい疑問だったので
調べてみることに。
今回は、
- 発射型スタンガン!?テーザー銃って一体どんな銃?
- 日本でも買える?持ち歩ける?
- 意外に多い!?テーザー銃での死亡事例
などをまとめてみました!
発射型スタンガン!?テーザー銃って一体どんな銃?
テーザー銃とは一体どんな銃なのか?
一言で言うと…
「発射型スタンガン」
正確には
「ワイヤー針スタンガン」というそうです。
仕組みとしては、
- 引き金を引くと
- 先端からワイヤーが勢いよく飛び出し
- 対象に電極が突き刺さる
- 電気ショックで鎮圧
youtubeにはスローモーションで
電極が発射、突き刺さる様子の
検証動画がアップされています。
人間の肉体に針がささるところは
非常に痛々しい…。
このテーザー銃ですが、
開発されたのは意外にも
1970年代末〜1980年代初頭。
(かなり前からあったんですね。)
1990年代にアメリカの裁判所で採用され、
判決に怒り狂って暴動を起こした人間を
鎮圧するために使用されていたそうです。
「テーザー銃」という名前の由来は
アメリカのスタンガンメーカーとして名高い
「テイザー社」が製造するものが有名なためです。
- 銃よりも殺傷能力がなく逮捕や鎮圧向き
- 対象と離れていても攻撃できる
などの利点から、
イギリスや韓国など
様々な警察機関や刑務所などで
採用されています。
日本でも買える?持ち歩ける?
このテーザー銃ですが、
日本の警察機関には2017年現在、
導入されていません。
「日本の一般市民がスタンガンと同じように
護身用として持ち歩くのはどうなの?」
という疑問ですが、
日本でもかつては
「まったく新しいタイプのスタンガン」として、
普通に販売され、
コンバットマガジンにも広告が載っていたんだとか!
しかし、電極の発射機構が問題で、
などの理由から、
現在、日本では禁止されています。
発射型ってだけで極悪な感じがしますしね^^;
護身というより攻め?みたいな
さらに、
「スタンガンだから
喰らっても気絶するだけでしょ?」
と思いきや、
意外に死亡事例も多いようで…。
意外に多い!?テーザー銃での死亡事例
2007年10月14日、
カナダのバンクーバー国際空港で
母と同居するためにカナダに入国した、
40歳のポーランド人男性が
様々な手違いから10時間も窓口で待たされたため、
暴れだした。
これに対し、その場に駆けつけた警官達が
テーザー銃を5度に渡り、発射。
悲鳴を上げて男性が倒れた後も、
テーザー銃を撃ち続け、
男性は心停止で死亡しました。
参考:http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-674.html
上記のリンク先ブログに貼ってある動画は
この事件の一部始終が映っており、
当時大問題になったそうです。
(苦手な方、閲覧注意です)
また、2016年8月15日には
イギリスの元人気サッカー選手
デイリアン・アトキンソンさん(48)が
イギリス警察にテーザー銃で撃たれ、
同じく心停止で死亡。
参考:AFP BBnews
その他にも、
- オーストラリアでテーザー銃を28回撃たれた男性が死亡
- ガソリンとライターを振りかざす犯人がテーザー銃を撃たれ、炎上(引火した?)
など、テーザー銃による死亡事例や事故は
意外に少なくありません。
加減が難しいというのもあるかもしれませんが、
武器を持ってない相手に対しては、
過剰に撃ち続けちゃアカンですね…。
使用する人間は、
非殺傷武器といえども
人を殺してしまう危険性があることを
重々理解しておかなければいけません。
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