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3月14日はホワイトデーではなく、円周率の日
バレンタインデーに縁のなかった男性にとって、3月14日は円周率の日。
学校で円周率を3.14で習っていたことに由来したものです。
円周率と言えば、たびたび「ゆとり世代」の人たちがバカにされる「円周率を3で習った」という決まり文句。
しかし、ゆとり世代=円周率3は大きな間違い。
知らずに決めつけていると恥ずかしい思いをするかもしれませんよ。
円周率は何桁まで続く?
3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679…..(こっから無限)
2013年3月14日にサンタクララ大学(アメリカ)のカレル氏らの研究グループが円周率小数点以下8000兆桁目までの計算を達成した(二進法での計算)とのことで、円周率の解析として現在の最高桁数を記録しています。
その無限に続くと言われている円周率を3.14で略しているわけです。
ゆとり世代ってどんな世代?
ゆとり教育と呼ばれる教育を受けた世代=ゆとり世代。
1987年4月2日〜2004年4月1日に生まれた人たちを指して使われることが多いそうです。(年代については諸説あり)
1980年代から全面実施された学習指導要領のキャッチフレーズが「ゆとりと充実」で、それまでの詰め込み型の教育から一転、授業数の思い切った削減などが行われてきました。
学校の土曜日が完全に休みになったのもこの世代ですね。
ゆとり世代の特徴
- 失敗を恐れる
- 打たれ弱い
- 現実的で夢を見ない
- ルールは順守する
などの特徴が他の世代より強いと言われています。(もちろん人によりますが…。)
ちょうど私が1989年生まれでゆとり世代真っ只中なわけですが、あんまり上の特徴には当てはまりませんね。常に夢みがちです^^;
パソコンや携帯電話が普及し始めた時の世代でもありますので、そういったデジタルやITにめっぽう強いのも「ゆとり世代」の特徴ですね。
ゆとり世代は円周率3で習った?
これは大きな間違いで、ゆとり世代と呼ばれる人たちも円周率は3.14で習っています。
なぜこのような通説が蔓延したのか?ですが、
2002年度実施の学習指導要領において小数乗算の桁数制限などで規程が変わったため、手計算では円周率を3として計算させざるを得ないという問題が起こった。「円周率は3.14」で教えることに変わりはなく電卓では3.14で計算できたものの、手計算の問題や「目的に応じて3を用いて処理」という記述が誤解され、ゆとり教育の象徴として「円周率は3」で教えることになったとの誤報が広まってしまった。 wikipediaより引用
要は電卓を使わずに計算する場合の話と計算問題によっては「3を使って処理でもOK」という記述が「ゆとり世代は円周率3で教えている」という誤解につながったようです。
他にも大きな要因と言われているのは、1999年秋に学習塾の日能研が
ウッソー!? 円の面積を求める公式 半径×半径×3!?
2002年、小学5年生は円周率を3.14ではなく、「およそ3」として円の求積計算を行います。ホントです。— 日能研、1999年秋、チラシ・ポスター
という広告を首都圏を中心に大規模なキャンペーンを行い、マスコミも大きく取り上げたため。
これが「円周率を3と教えるようになった」と言われるようになった由縁です。
私の年代(1987〜1989生まれ)は普通に円周率3.14で習ってましたね。他のゆとり世代の人も「円周率3で習った」と言っている人はいません。
世代よりも人柄で判断しよう
ゆとり世代だろうが、団塊の世代だろうが、人を見る時に世代で「こういうヤツ」と決めつけて人を見るのは辞めておきましょう。そういう物の見方って相手にもなんとなく伝わっているものです。
決めつけが相手に与えるものは不信感と不快感だけです。
世代や生まれで判断するのではなく、その人のありのままを見るように心がけると、より信頼される人間になれますね。
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