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人ごとではない。大地震で自分を、家族を守るために
2016年4月15日21:26分頃、
熊本県熊本地方で震度7の大きな地震が発生。
その後も震度6強、震度5弱と、
大きな余震が続いています。
今後1週間程度は
震度6クラスの余震が頻発する可能性があり、
まだまだ油断できない状況です。
「今回の地震を引き金に
南海トラフが起きるのではないか?」
との噂も流れている中、
- 正常な判断が難しくなる大地震で生き延びるためにはどうすべきか?
- 大切な人や家族を守る為に何をすべきか?
今回の記事がお役に立てば幸いです。
大地震が起きたら真っ先にやるべきこと
①.まず安全を確保する
地震が引き金で起きる恐ろしいものが
「火災」ですが、
震度7クラスの地震でとっさに動いて、
火を消しにいくというのはほぼムリです。
その場で立っているのがやっとの状況でしょう。
まずは、
- 倒れたら危ない家具からなるべく離れる。
- とにかく頭を守る。できれば机の下などに隠れる。
強い揺れが収まるまで、
身の安全を確保することに専念しましょう。
地震が収まったらどう動く?
②.火を消しにいく
揺れが強い間は返って危険な
「火を消しにいく」という行為ですが、
揺れが収まればもちろん最優先で行いましょう。
火がすでに広がってしまって
どうにもできない場合は逃げるしかありません。
③.生命線である水を確保する
揺れが収まったら、
お風呂場・シンク・バケツなど
とにかくありったけの水を貯めて確保しましょう。
飲料水として、料理のために、トイレを流すためになど、
とにかく水が必要になります。
救援がいつ来るかも分からない。
来ても水の入ったバケツを
一回一回運ぶには相当な体力が必要になります。
家の水道がダメならば、
近くの公園などにバケツを持っていくなど、
とにかく最優先で水を確保することです。
特に電気で水を供給しているマンションは要注意!
電気が使えなくなると同時に一切水が出なくなります。
④.家の中でも外でも。とにかく靴を履いておく
大地震が起きると当然、
ガラスや食器などが割れていますので、
素足で歩くのはかなり危険です。
たとえ、家の中でもです。
まかり間違って足をケガしても
病院は大混雑で軽症の治療などしてもらえません。
不衛生な環境だと
傷口から感染症にかかる可能性もありますので、
とにかく靴は履きっぱなしで行動しましょう。
⑤.家を離れるときはブレーカーを絶対に切ること
電力会社が止まっていた電気を復旧する際、
通常は家に人がいることを
確認してから通電を開始します。
しかし、災害時はそんな暇がありません。
家に人がいなくても
かまわず電気を復旧してしまうことがあります。
- 電化製品が地震による故障で漏電
- 充満しているガスに火花が引火
- 電気ストーブなど直接火事につながるものが起動
など、誰もいない家の中で
いきなり電気がつくことは非常に危険です。
家を離れる際は
必ずブレーカーを落としてから動くようにしましょう。
⑥.電話はなるべく早く、本当に必要な人だけにかける
災害時は誰もが電話で
大切な人の安否を確認しようとします。
地震発生後すぐなら電話がつながる可能性も高い。
しかし、地震発生からしばらく経ってしまうと
あまりの回線の混雑や
アンテナ自体の破損などで全然つながらなくなります。
電話での確認時はできるだけ早くかけるようにしましょう。
しかし、電話でどうでもいい話を長くしていると、
他の人たちの本当に必要な
救急電話の妨害をしていることになりかねません。
家族・友達・恋人・職場の人など最低限の人たちに
- 自分たちが無事であること
- 今いる場所とどこに向かうか
など必要な情報だけを伝えるようにしましょう。
電話がつながらない場合は、メールやLINEも試してみてください。
⑦.災害時専用サービスを活用する
「電話での安否確認はかなり混雑して使い物にならない。」
そんな時は以下のような
災害時専用サービスを活用してみてください。
・災害用伝言ダイヤル
「171」に電話をかけ、
相手の電話番号を知っていれば伝言を再生できます。
・災害用伝言板
携帯電話から登録できるネット伝言板。
災害用伝言ダイヤル同様、
自分の電話番号を知っている人であれば情報を閲覧できます。
NTTドコモ iモード災害用伝言板、SoftBank災害用伝言板サービス 、au災害用伝言板
・Facebook災害時情報センター
災害の影響を受けた地域にいる場合に、
Facebookを通じて自分の状況報告や
友達の安否を確認することができます。
・Google パーソンファインダー
災害発生後にGoogleが開設。
氏名などでメッセージを登録することができ、
検索でお互いの安否を確認できます。
どのサービスも便利ですが、
あらかじめどの方法で安否確認を取り合うか
大切な人と確認しておいた方がいいですね。
災害時、急にサービスが使えなくなることもありえるので、
複数の方法を考えておいた方がいいでしょう。
⑧.絶対に一人で行動しない
大災害による非常時は
全ての常識が一切通用しなくなるかもしれません。
何が言いたいかというと、
「犯罪に巻き込まれやすくなる」ということです。
- 被災者同士の争い
- 他の地域から犯罪目的でやってくる人たち
- 火事場泥棒のような行為
など、治安は確実に悪くなります。
こういった犯罪に巻き込まれない為にも
一人で行動することは極力避けてください。
女性や子どもは特にです。
⑨.津波警報時は絶対に避難する
東日本大震災でも多くの方が
大津波による被害で亡くなりました。
津波警報発令時は
波の高さを甘く見ることなく、
なるべく高台で安全だと思われる場所に
避難しましょう。
(特に海の近くに住んでいる方)
車での移動は逆に
渋滞などで身動きがとれずに
危険になる可能性がありますので、
徒歩や自転車など
身軽に動ける移動手段で避難しましょう。
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